起業時に簿記の勉強は必要なのか?

「起業時には簿記を勉強しておく必要がありますか?」という質問を個人事業主や社長としてビジネスを始められたお客様からご相談されることが多いです。

その際にお伝えしているのは

  • 簿記検定を受けなくても大丈夫
  • 経理資料の作成や保管方法を知っておく
  • クラウド会計サービスの活用法を知っておく

ということ。

実は資格試験としての簿記の勉強は起業にあまり役に立たず、実務上必要となるノウハウを学んでおいた方がいいとお伝えしています。

ビジネスの継続には経理や事務対応の知識が必要

立ち上げたビジネスを軌道に乗せて継続するためには

  • 売上金を請求してきちんと回収すること
  • 支払いを滞りなく行うこと
  • 税務署や役所関係の手続きをもれなく行うこと

といったことが必要です。

営業やスキルに自信があったとしても、経理や事務対応が出来ていないと周囲からの協力は得らず、ビジネスの継続は難しい。

だからこそ「起業の際に経理の知識、簿記の勉強が必要では?」と考えがちです。ですが厳密にいうと簿記は経理の記録方法に過ぎない点に注意が必要です。

簿記検定の内容と実務で必要となる知識は別

知名度のある簿記の検定としては、日本商工会議所の簿記検定があります。初心者向けの3級では経理の処理方法について問われるのですが、実務上で必要とされる事務対応の知識より狭いものとなっています。

資格を勉強したからといって事務処理ができるようになる訳でないですし、簿記検定の受験勉強に時間を掛けるのは得策ではないかとすら思います。

起業をするのであれば経理処理の記録方法を学ぶよりも何を誰にどのように売るのか考えるほうがよっぽど重要ですので。

請求書や領収書の作成や保管などを事務処理を学んでおく

実務で事務対応をスムーズに進めるために必要となるのは

  • 請求書を発行して売上金を回収するのか
  • 現金での入金時にどう領収書を発行するのか

といった取引の資料づくりや

  • 取引をした資料をどう保管するのか

といった事務対応です。

経理処理はあとからでも出来ますが、取引は迅速な対応が必要とされます。まずは取引資料の作り方や残し方を明確にしておくことが優先かと。

こういった内容はネットでの検索や起業系の本を読む、セミナーに参加する、税理士に相談することでノウハウが得られます。

関連:

クラウド会計サービスを利用した経理処理

行った取引については簿記という記録法で残し、決算書にまとめ税金の申告をすることになるのですが、最近ではクラウドの会計サービスが使うことで効率的に行うことができるようになりました。

事前に会計サービスに銀行口座や通販サイトなどのアカウントを登録すれば入出金額は正確に記録されますし、どのような意味合いの処理なのか推測もしてくれます。

数字を扱うのが苦手であれば簿記検定よりも会計サービスの使い方を調べてみるのがいいかと思います。

今ですとマネーフォワードfreeeがクラウド会計サービスの中で使い勝手が良くおすすめです。

関連:

簿記よりも事務処理や会計サービスを知っておくことが大切

ビジネスを始める際には事務処理を効率的に行うために事務処理のノウハウやクラウド会計サービスの活用法を学ぶことの方が大切です。

ネットや本で調べてみる。起業セミナーに参加する。クラウドに明るい税理士に相談するなどされてみてはいかがでしょうか?

幣所ではスポットからのご相談も受け付けていますので、もし話を聞いてみたいといった際にはご相談いただければ幸いです。

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