会計と税金の違いと法人税申告書で行なわれていること

会社の場合、決算から通常2ヶ月の間に決算書と法人税申告書を作り税金の計算をすることになります。

ただ、決算書についてはどれぐらい儲けたのかや蓄えがあるのか分かったとしても、法人税申告書については何をしているのか分かっていない方も多いです。

そこでこちらの記事では会計と税金の違いから法人税申告書で行なっていることについて解説していきます。

儲けに対する考え方が会計と税金で違う。

ご覧いただきありがとうございます。杉並区荻窪の税理士・公認会計士 守屋冬樹です。

法人税は所得という儲けに税率を掛けて計算されるのですが、会計上の利益と所得は別もの。

会計上の儲けは利益といい、損益計算書で収益から費用を差し引いて計算されます。それに対して法人税の儲けは所得といい、益金から損金を差し引いて計算されます。

利益と所得は似ていますが、計算する際の目的が違うものとなっています。

  • 会計の目的は業績を明らかにすること
  • 税金の目的は課税の公平や税金の確保

それぞれ違う目的ですから利益と所得は同額とはならないのです。

法人税申告書の作成の流れ

法人税の申告の流れは

  1. 法人税を反映前の決算書を仮作成
  2. 申告書(別表)を作成し、税額を計算
  3. 法人税を反映した決算書の作成
  4. 申告書の提出と税金の支払い

といったもの。通常は期限は決算日から2ヶ月以内ですので事前準備が出来ていないと慌ただしくなりがちです。

決算書と申告書の関連性

法人税の申告書とその明細書は別表といい、会計上の利益から所得と税金を計算しています。
社長おひとりの会社でも、別表は全部で10枚程は作成することになりますので個々の内容を理解しようするのは現実的ではありません。年に一度のことですし、時間も掛かってしまいます。

そのための次の2つの別表の大まかな意味と、決算書との別表の関連についてイメージできれば十分かと。

  • 別表四:会計上の利益から税金の所得へに調整する書類
  • 別表一(一):納税額の計算をする書類

損益計算書で計算された利益は別表四に写されて所得を計算。その後、別表四で計算された所得をベースにして別表一(一)で法人税額が計算される決算書と申告書の関係性となっています。

法人税の計算は複雑です

今回は法人税申告書について会計と税金の違いと決算書の関係性について簡単に解説してみました。

個人事業ですと税金ベースの決算書を作ればいいだけなので申告書もシンプルなのですが、会社になると会計ベースの決算書からスタートするので複雑に感じるかもしれません。

法人税の計算は特定のタイミングでしか手続きが出来ない制度もあって会計事務所が関与していないと知らず知らずに余計に税金を払っているケースも起こりがちです。

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それでは記事をお読みいただきありがとうございました。

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