フリーのミュージシャンの確定申告〜経費の科目とその内容〜

確定申告の時期になるとフリーのミュージシャン・音楽家の方たちから「仕事で使った主なお金について経費の名前が何に当てはまるのか?」と質問を受けることがあります。

そこで今回の記事ではフリーのミュージシャンの確定申告で押さえておくべき経費の科目とその内容についてご紹介します。

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どの経費になるのか?よく使う勘定科目とその内容

ご覧いただきありがとうございます。荻窪の税理士・公認会計士の守屋冬樹です。

こちらではフリーで活動されているミュージシャン・音楽家が支払うことになる内容がどの経費になるのか、確定申告の際によく使う勘定科目とその内容を説明していきます。

地代家賃

仕事で使用しているスペースの家賃や駐車場代など。自宅などのプライベートを含む場合には仕事で利用している分だけが経費になります。

租税公課

租税公課は主に税金が含まれます。具体的には印紙代や自動車税、自動車重量税、自動車取得税が入ります。

ただし、所得税や住民税は経費にならないため、租税公課には含まれません。

水道光熱費

仕事で使用している事務所などに用いた水道代や電気代などが入ります。あくまで仕事に使っている分だけが経費になるため、自宅兼事務所の場合ですと、実際に支払ったうちの一部のみ経費とすることになります。

また、ガス代は事業とは関連性が乏しいので、基本的に経費とされていると違和感があります。

旅費交通費

仕事の移動などで使った電車代やタクシー代。ツアーなどで遠征した際に掛かった飛行機代やガソリン代、ホテルなどの宿泊代が入ります。

荷造運送費

宅急便で荷物を送った際などに利用します。

通信費

携帯電話代やインターネットの接続料など電話代。ハガキや封筒、切手代などの郵送代が入ります。仕事とプライベート兼用であれば、支払い額のうち、その一部のみが経費となります。

会議費

打ち合わせした際に掛かったお金が入ります。カフェやファミレスなどで打ち合わせなどもこちらに入ります。

広告宣伝費

ライブなどのフライヤーを作る際に掛かったお金。雑誌やインターネットでの宣伝にかかるお金などが入ります。

接待交際費

お仕事がもらえるようにごはんをご馳走したりする飲食代などが入ります。単にレシートや領収書をとっているから経費となるという訳ではありません。

たとえば仕事に関係のない友人と食事に行った。ひとりで食事をしていた。などは経費とはなりませんのでご注意ください。

修繕費

楽器の修理点検費、仕事で利用する車の車検代などが入ります。

新聞図書費

仕事で用いる楽譜・書籍代が入ります。

消耗品費

楽器に用いる弦やピック、エフェクターの電池、ケーブルやCD-R、リードなど、安いもので使えなくなってしまうものに掛かったお金。ステージで着るための衣装代などもこの科目で構いません。

なお、仕事で利用する楽器やパソコン、レコーディング用のソフトについても消耗品費に入ります。ただし、高額になる場合には固定資産という別の取り扱いになり減価償却費という方法で数年間に分けて経費になりますのでご注意ください。

減価償却費

長期間使う高額の楽器やパソコンやソフト代など数年間に分けて経費にするために使います。こちらは複雑な計算をする経費なので別記事にて解説させていただきます。

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雑費

他の科目に当てはまらないものを経費とする際に利用します。なお、ライヴの練習のためのスタジオ代など当てはまる科目がなく雑費とすることもありますね。

注意が必要な経費の科目

損害保険料

注意点としては損害保険のみが入ります。よくある間違いとしては生命保険や火災保険、地震保険を含めてしまうこと。

生命保険や火災保険、地震保険は決算書に計上する経費ではなく確定申告書で計算される控除項目となります。そのため、経費にはなりません。

福利厚生費

あてはまるのが従業員を雇っている際の社員旅行や健康診断など。個人で活動している際にはまず使われることはありませんし、従業員を雇っていないのに福利厚生費に金額があると「本来は経費ではないものを含めているのでは?」と、気が付きます。

あとがき

領収書を取っておいたけれど経費になるのかどうか悩んでしまうことは良くありがちです。

あくまで簡易的な説明となりますが、ご参考にしていただければと思います。

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